家は「買うもの」ではなく
そこでの生活をデザインするもの
「住宅や店舗の設計、リフォームは建築士に依頼してもいいんですよ」
そう話すのは、京都府福知山市の一級建築士事務所「匠明」(しょうめい)代表で建築士の足立幸寿さん。
「住宅については、ほとんどの人の場合、買うことが目的となっていますが、大切なのは『住む人がどんな生活をしたいのか』です。家は買うものではなく、そこでの生活をデザインするもの。じつはカスタマイズするのが楽しいんですよ」
匠明で企画したものは、VR(バーチャルリアリティ)を用いた空間の中で体験できます。住宅や店舗空間が3Dの360度パノラマ画像に変換されます。見る者の視線はパソコンやタブレットを通じてその内部に入りこみ、室内を歩いたり、天井を見上げたりできるのです。
ライフスタイルに合わせて家をカスタマイズしたい人や、住宅・店舗の新築、リフォームを考えている人は、ぜひ匠明に相談してみましょう。
匠明の仕事と提案
初代「無印良品(MUJI)の家」
足立さんが設計した初代「無印良品(MUJI)の家」
「構造体は簡単に変更できませんが、内装・設備は住む人のライフスタイルや家族構成の変化に応じて容易に変更できます」(足立さん)
「私が設計した初代『無印良品の家』は、生活をカスタマイズしていく『可変型住宅のプロトタイプ』といえるでしょう」(足立さん)
1階や2階の空間に階層を設けるインフィルの提案
1階や2階の空間に階層を設けるインフィルの提案
VRにより体験可
足立さんが設計した商業施設や住宅はVRにより体験可
下記のアプリをダウロードしてご覧ください。(iPhone / iPadのみ)
3次元空間で「見る」「体感する」ことができます。興味のある方は、ぜひお試しください。
珈琲庭園とフォレストキューブ
星乃珈琲店に提案した「珈琲庭園 café patio」と「フォレストキューブ」
「近年、カフェでノートパソコンやタブレットを開いて仕事をする人が増えています。店内にある小さな森のそばに座れば、グレーの壁や道路を眺めながら行なうデスクワークと違って気持ちが落ち着き、仕事もサクサクはかどるのではないでしょうか」(足立さん)
取材担当者のひとくちメモ(らく)
都市部では住宅や店舗の設計を直接、建築家に依頼する施主は多くいます。地方では建築家という存在自体が知られていませんが、福知山市にも全国で活躍する建築家はいるのです。
足立さんが設計された居住空間を、PCを介したVRで体験しました。部屋の中に視点を置くことは紙の図面や立体模型ではできませんよね。でも、VRなら広がりや奥行きを体感できます。目から鱗が落ちました。
企業情報
店名 | 株式会社匠明 |
住所 | 京都府福知山市西羽合1042-4【地図を開く】 |
業務内容 | ・住宅、店舗、公共施設、大型商業施設などのプランニング、設計 ・上記建造物のリノベーション(改築・改修)のプランニング ・田舎暮らしを希望する人と借り手を探している人の「空き家のマッチング」 |
お問い合わせ | shomei.arch@gmail.com |
関連サイト | ホームページ |

倉田楽 京都・福知山事務所代表。フリーの編集・ライター。美しいフォームでの「自撮り逆立ち」の追求をライフワークとする、神出鬼没で予測不能の男。