城下町らしい風情のある町屋が並ぶ
新店が続々開店している注目の界隈
江戸時代の福知山は、日本海と京都や大阪への交易の中継地点でした。船運の重要な拠点として由良川に港が整備。現在の広小路の東端に船着場「下船渡(げせんど)」が設けられ、物資が集散。広小路・柳町周辺は由良川船運の「港町」としてだけでなく、由良川沿いに敷かれた京街道(山陰街道)の「宿場町」としても繁栄しました。
今回の「プチ旅観光」でカヨちゃんとドラマちゃんがランチを食べたナポリ料理店「トラットリア プルチネッラ」、その隣の「治水記念館」、ドラマちゃんが夜に立ち寄った鶏料理専門店「とりなご久兵衛」のある通りは、広小路側が下柳町、その奥が菱屋町。現在も城下町らしい風情のある町屋が並んでいます。
★歩くときはココを見よう!
町屋の2階の窓は「虫籠窓」と「出格子窓」
福知山の町屋は2階の窓に特徴があります。格子のついた「虫籠(むしこ)窓」と紅柄格子による出窓の「出格子(でごうし)窓」の組み合わせになっているのです。虫籠窓という呼び名は、格子が虫籠に似ていることに由来します。この界隈には虫籠窓と出格子窓を備えた町屋が残っているので、歩くときは2階の窓をチェック!
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倉田楽 京都・福知山事務所代表。フリーの編集・ライター。美しいフォームでの「自撮り逆立ち」の追求をライフワークとする、神出鬼没で予測不能の男。